近代文学は現代をさらりと躱す

朝洗濯をしながら放送大学の「日本の近代文学」を聴く。
関東大震災前後の文学についての講義が流れていた。
坂口安吾の「風博士」に興味をもった。
堕落論」や「白痴」ではなく、もっと初期のものが読みたいと思った。
Amazonで探しては見たが、
それらを読むためには全集を買わねばならないようであった。
iPhoneとi文庫と青空文庫の組み合わせで
彼のかなりの作品を読むことが可能となった。
青空文庫、その存在は知ってはいたが登録文庫が8000冊を超えていることは知らなかった。
著者の死後50年で著作権が切れる。
身軽になった近代文学が現代をさらりと躱し、
悠々と未来に広がっている光景はなんだか痛快だ。
青空とはよく言ったものだ。

i文庫(アプリ料金450円)

http://ipn.sakura.ne.jp/ibunko/

青空文庫

http://www.aozora.gr.jp/index.htm