大きな活字で読みやすいトールサイズ
ハヤカワ文庫のサイズが変だ
書店でハヤカワ文庫を買った。
カバーをお願いしたら、バイトのにーちゃん「入らない、入らない」と焦りだす。
さんざん焦ったあげく、彼は新書サイズの紙カバーを取り出し、それでハヤカワを包んだ。。。なんと不器用な。。。
文庫に新刊サイズの紙カバー、想像するまでもなく非常に読みにくい。
自宅で文庫カバーに入れ替えようとしてつぶやく「入らない。」
本屋のニーチャンは不器用ではなかった。
手元の角川文庫と比較すると明らかにハヤカワの方が背が高い。
ハヤカワ文庫をしげしげと眺めると帯には次のように書かれていた。
大きな活字で
読みやすい
トールサイズ
文庫にスケールを求めてどーするんだろ、ハヤカワ。
狙撃者にきく
今日買ったのが、下の本。
花模様が怖い―謎と銃弾の短篇 (ハヤカワ文庫JA―片岡義男コレクション)
- 作者: 片岡義男,池上冬樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/04/05
- メディア: 文庫
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- 作者: 片岡義男
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1994/07
- メディア: 文庫
- クリック: 40回
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- 1行当たりの文字数 ハヤカワ(40文字) = 角川(40文字)
- 1行の長さ ハヤカワ(約12.8cm) > 角川(約12.3cm)
- 1ページ当たりの行数 ハヤカワ(17行) > 角川(16行)
- 「狙撃者がいる」総ページ数 ハヤカワ(P114) < 角川(P128)
こう見ると「大きな活字で」というのは本当のようだ。見比べると確かに字は大きくはなっている。
よくわからないのが、1ページ当たりの行数。
昔から17行なのかこの大きさから17行なのか。ちなみに手元にある文庫をみてみると、岩波現代文庫と新潮文庫は16行、文春文庫は17行。
ハヤカワと角川両者の本の奥行きには差がない状況で、活字が大きく行数が多いハヤカワは行間が狭いということなのか??
ぱっとみ、そんな感じはしないのだが。。。
その他に気がついた点としては、明らかにハヤカワは活字のインクが薄い。
いくら活字を大きくしてもインクが薄いんじゃあ読みやすくはならないのではないのか? 実際、活字は小さいがはっきりとした印刷の角川文庫のほうが明らかに読みやすい。 あえて見比べるからそう感じるだけなのか??
なんかハヤカワ文庫、しばらく見ないうちにでっかくなった親戚の子みたいだ。
今回、文庫ページといえども各出版社ごとにスタイルがあるということを初めて知った。予想通り岩波の文庫は活字が小さかった。活字が大きく読みやすい岩波? それでも岩波は岩波でしょう。